靖国 YASUKUNI
[2008年/ カラー/ヴィスタ/35mm/123min 国際共同製作]
登場人物:刈谷 直治 菅原 龍憲 高金 素梅
監督:李 纓
製作総指揮:張 雲暉 張 会軍 胡 雲
製作:張 会軍 胡 雲 蒋 選斌 李 纓
プロデューサー:張 雲暉 焦 青
協力プロデューサー:山上 徹二郎 李 紅雨 徐 祥雲
協力プロデューサー:温 港成 黄 海波 愛 萬
撮影:堀田 泰寛 李 纓
編集:大重 裕二 李 纓
助監督:中村 高寛
製作助成:芸術文化振興基金
製作助成:釜山国際映画祭 AND
制作協力:シグロ 鳳凰衛視有限公司
制作協力:シンネットインターナショナル
制作協力:万氏美婭影視文化伝播(北京)有限公司
共同製作:龍影
共同製作:北京電影学院青年電影制片廠
共同製作:北京中坤影視制作有限公司
宣伝+配給協力:アルゴ・ピクチャーズ
配給:龍影
劇場公開:渋谷シネ・アミューズ
DVD発売:ティー・オーエンタテインメント/4,725円(税込)/TOBA0014
自主上映:映画「靖国」上映委員会
誰も知らなかった、歴史がここにある。
解説
「靖国神社」には、もうひとつの日本の歴史がある。日本人にとって複雑な思いを抱かせる、アジアでの戦争の記憶をめぐる歴史だ。日常は平穏そのもののだが、毎年8月15日になると、そこは奇妙な祝祭的空間に変貌する。 旧日本軍の軍服を着て「天皇陛下万歳」と猛々しく叫ぶ人たち、的外れな主張を述べ立て星条旗を掲げるアメリカ人、 境内で催された追悼集会に抗議し参列者に袋叩きにされる若者、日本政府に「勝手に合祀された魂を返せ」と迫る台湾や韓国の遺族たち。 狂乱の様相を呈する靖国神社の10年にわたる記録映像から、アジアでの戦争の記憶が、観るものの胸を焦がすように多くを問いかけながら鮮やかに甦ってくる。
そして知られざる事実がある。靖国神社のご神体は刀であり、昭和8年から敗戦までの12年間、 靖国神社の境内において8100振りの日本刀が作られていたのだ。「靖国刀」の鋳造を黙々と再現してみせる現役最後の刀匠。 その映像を象徴的に構成しながら、映画は「靖国刀」がもたらした意味を次第に明らかにしていく。
釜山国際映画祭 正式招待
ベルリン国際映画祭 正式招待
サンダンス国際映画祭 コンペティション出品
香港国際映画祭 最優秀ドキュメンタリー賞受賞